とにかく暑い暑い今年の夏、少しでも涼しいところを求めて、高原に行ってみることにしました。関越自動車道で練馬から北へ向かって約90分、沼田インターチェンジを降りて30分ほど走った先にある、たんばらラベンダーパークです。ラベンダーといえば誰もが北海道を思い浮かべますが、関東にもあったのです、北海道にも劣らないくらいの一面のラベンダー畑が! そしてラベンダーのみならず、ひまわりやサルビアなどの色とりどりの花が咲きほこっています。秋にはコキアやマリーゴールドも楽しめるとか。標高1350メートルの高原でソフトクリームを食べるのも楽しみです。
たんばらラベンダーパークはこんなところ
群馬県の沼田市にある、たんばらラベンダーパーク。沼田といえば、歴史好きの人には真田昌幸・信幸ゆかりの沼田城でおなじみです。群馬県の観光地としては、沼田のすぐ北にある水上(みなかみ)温泉が有名なので、いまひとつ聞いたことのない地名?
ここは、初夏のさくらんぼに始まり、ブルーベリー、桃、りんご、柿、いちごまで、一年中様々な果物狩りが楽しめる上に、冬はスキーもできるところです。そんな中、夏の間だけ期間限定でオープンするのが、たんばらラベンダーパークです。
関越自動車道で練馬から約90分の沼田インターチェンジを降り、そこから県道を走ること約30分。県道には、ところどころに案内の看板が出ていますが、ん???どうもナビで設定したのとは違う???
と思ったら、どうやら地元の集落の生活道路が渋滞するのを避けて、迂回するような案内になっているようです。ぜひともご協力ください。
公共交通機関で行く場合は、沼田駅から無料送迎バスや路線バスもありますが、本数や乗車できる人数が少ないので、事前にホームページ等で確認するのが良いようです。
また、東京から気軽に行ける日帰りバスツアーも多数あるので、それを利用するのもおススメです。
たんばらラベンダーパークは花の見頃やカレンダーの曜日に合わせて、毎年、営業期間が変わります。2023年は以下のとおり。
※開花状況により、前後する場合があります。
営業時間 8:30~17:00(最終入園は15:45まで)
中学生以上 1,200円
小学生 500円
ペット 500円(オリジナルエチケットバッグ付)
※未就学児は入園無料
片道券 中学生以上 500円 小学生 400円
※未就学児は無料
営業期間は毎年変わるので、行く前にホームページ等でご確認ください。
また、今年は秋にも、コキアやマリーゴールドを中心に営業が決定しています。
エントランスをくぐると夏山リゾート
2000台もの車が収容できる広~い駐車場を抜けて、エントランスをくぐると、目の前に夏の高原リゾートが広がります。
園内は、入ってすぐのエントランスガーデンと、山の上のハイランドガーデンに分かれていて、ラベンダー畑のある上の方に行くには遊歩道を歩くか、夏山リフトを利用します。
とりあえず、高いところ好きな私は、まずは夏山リフトに乗ってハイランドガーデンを目指しました。
ここは冬の間はスキー場になっているところですが、多年草であるラベンダーはとても強く、雪の下に埋もれてじっと耐えたあと、また花を咲かせるのです。花言葉が「あなたを待っています」「期待」「沈黙」などというのも、わかる気がします。
標高1350メートルのハイランドガーデンへ
リフトに乗って約10分、山頂駅のあるハイランドガーデンに到着です。
ちなみに、リフトはとてもゆっくりで、ときどき停止します。お年寄りや障がいを持った方も多いので、乗り降りの補助で止めることがあるようです。そこはのんびりと行きましょう。
リフトを降りたら、一面のラベンダーを眺めながら、更に上へ上へと登って行きます。
標高1350メートルにある、大展望台に到着。愛の鐘もあります。ここまで来ると、さすがに涼しい♪
大展望台(大、というほどの大きさではないような気もしますが・・・)の上からは、群馬の山を一望できる雄大な景色が臨めます。
木陰でひと休みしてからまたラベンダー畑を下り、リフトの山頂駅まで戻って、たんばらキッチンでお目当てのソフトクリーム♪
その横には、子どもたちの遊び場たんばランドがあります。
フォトスポットのハートの畑。ここで写真を撮るために、みんな、お行儀よく行列を作っていました。
そして、この日は日曜日だったので、運よく、ケーナのコンサートをやっていました。
ケーナ奏者のRenさんです。
5歳からピアノ教育を受ける。筑波大学在学中に聞いたケーナの音色に心をうたれ、ケーナの演奏に身を投じる。筑波大学大学院修了時に本場南米を旅し、その後は中学校教師として教職に就くが、ケーナへの思いの強さから2008年4月ケーナ奏者としてプロに転向し本格的な演奏活動に入る。
高原のラベンダーをバックに聴く、ジブリの曲などのケーナの音色。聞き入ってしましました。
エントランスガーデンをゆっくりひとまわり
行はリフトに乗りましたが、帰りは遊歩道を歩いて下ります。
これから大きくなって、秋には真っ赤に染まるであろうコキアの赤ちゃんなどを眺めながら下って行くと・・・
虹のような彩(いろどり)の丘が見えて来ます。
リフトの山麓駅に戻って、更に反対側へ進むと、ひまわりガーデンがあります。
写真の右奥に、駐車場が見えるのがわかりますか?イワシの大群のように車が並んでいます(^^;
日曜日で、お土産を売っている売店などは大混雑でしたが、とにかく高原は広いのでゆっくり過ごすことができました。
まとめ
関越道の沼田インターチェンジから県道を約30分で到着するたんばらラベンダーパーク。
夏の時期だけ、期間限定で毎年オープンしています。
園内は、エントランスガーデンとハイランドガーデンに分かれていて、その間の行き来は遊歩道を歩くか、夏山リフトを利用します。
ハイランドガーデンの頂上は標高1350メートル。夏の高原の空気は爽やかです。
広大なラベンダー畑のみならず、ひまわりやサルビアをはじめとする色とりどりの花を眺めることができます。
秋にはまた期間限定で、コキアやマリーゴールドも見られるとのこと。そして冬はスキー場になります。何度も行ってみたくなるところです。
コメント