別府温泉保養ランドで泥湯に浸かる

別府旅行で、鉄輪(かんなわ)周辺をバスで巡っています。明礬(みょうばん)エリアの岡本屋 売店でお目当ての地獄蒸しプリンを食べたあと、すぐ近くの別府温泉保養ランドに行きました。ここは泥湯で有名です。全身泥パックできっとお肌がすべすべになることでしょう。事前にクチコミを見てみると、混浴ということや、屋外の泥の中にいろいろ(?)沈んでいるらしいことなど、賛否両論ありますが、話のタネに一度行ってみましょう! この前日に砂湯に入った私ですが、砂湯では寝転んで砂に埋もれていました。泥湯は、泥の中をずるずる移動して入ります。お風呂は何種類かありますが、いちばん濃い泥湯まで行くには、かなりハードルが高そう。どうやって入るのか・・・実証します!

岡本屋売店のすぐ近く 別府温泉保養ランドへ

バスに乗って別府で有名な泥湯に向かう

バスで十文字原展望台(じゅうもんじばるてんぼうだい)から坂を下って、岡本屋売店にたどり着きましたが、そこからまた少し下ったところに、泥湯で有名な別府温泉保養ランドがあります。徒歩でも行けそうですが、せっかくバスのフリーパスろせんバスが乗り放題「MyべっぷFree」があるので、時刻表を確認してバスに乗りました。

ほんの2分ほどで、紺屋地獄のバス停に到着。別府温泉保養ランドはすぐ目の前です。
入口付近からは、東九州自動車道(大分自動車道)の美しい眺めも。

入口から長~い別世界への通路

別府温泉保養ランドの入口は、昔ながらの公民館のようになっていて、入ってすぐ右側にカウンターがあります。
そこで、施設内の地図を見せてもらったり、注意事項を聞いたりします。フェイスタオル、バスタオルも販売していて、いちばん奥の露天の大泥湯に行くにはバスタオルが必要だと説明を受けます。なぜなら、そこへ行くには隠れるものの何もない屋外を、裸で通らなくてはならないから”(-“”-)”
そこまで行かないのであれば、バスタオルは不要です。

日帰り入浴
営業時間:午前9時~午後8時
料金:大人1,500円 中学生1,100円

カウンターの向かい側にコインロッカー(100円、返金なし)があり、大きな荷物はこに入れることになります。手荷物程度なら、その奥の休憩所にも小さなロッカーがあります。

説明を聞いて、入浴券を受け取ったら、いざ、浴場へ!
とてもとても長い通路を通って行きます。途中の景色に目をやると、ここにも高崎山♪


浴場にたどり着くまでに、不安になるくらいの道のりですが・・・

畳の休憩エリアで覚悟を決めて、いざ!

しばらく行くと、畳にテーブルの広間、飲み物などを売っている昭和レトロな休憩室にたどり着きました。そこの壁ぎわのコインロッカー(100円、返金なし)に荷物を入れ、着替えを持って出かけようとすると、隣にいたご婦人が「ここで脱ぐんですか!?」と。いやいや、混浴とはいえ、いくらなんでもテーブルで牛乳飲んでる人のいるここで、脱がないでしょう( ゚Д゚)
「もう少し先に、着替える場所があるのでは?」と自分も不安になりながら答え、更なる奥の入口へ。

そういえば、以前、別の混浴の温泉に行ったときに、「混浴に入らない人」に理由を問うアンケートがありました。

・異性の目が気になるから
・異性の裸を見るのがいやだから

などなどの選択肢に加えてあったのが

・同行者に止められたから

クスッと笑ってしまいました。あー、せっかく温泉に行ったのに、一緒に行った人に「入っちゃダメ!」と言われて諦める人がいるのですね。素直なんですね。

それはさておき、ここのカウンターの小さな箱に、受け付けてもらった入浴券を入れ、無料で配られているシャワーキャップをもらいます。シャワーキャップは必須! 被らないと、髪が泥だらけになってしまいます。
そして、いざ温泉へ!

お風呂場には、服を脱ぎ着するだけの狭いスペースがあり、脱衣カゴがおいてあるだけでした。
その目の前はもう湯舟。
温泉は、4つに分かれています。
ここから先は、写真が撮れないので、説明だけでごめんなさい。

いよいよ泥湯へ 混浴の泥湯とは!?

効能の違う4種類のお風呂を堪能する

一つ目 屋内のコロイド湯(男女別)

さらさらとした青緑色のお湯で、最初に身体を温めるほか、最後にここで泥を落とすためにも入ります。風情のある石造りの湯舟は広々としていますが、まわりに身体を洗う、というスペースは無く、お湯の出る蛇口が2,3カ所。洗面器が置いてあって、最後に上がり湯をかける程度です。
コロイド硫黄を多量に含んでいて、老化した皮膚を取り除き、メラニン色素にも作用して色白になると

二つ目 屋内の泥湯(男女別)

お湯は思ったほどドロドロしていませんが、それでもただのお湯よりは抵抗があり、ともすると足をすくわれそうになります。そのため、捕まるための手すりがあるのが面白い♪
隅っこの足元をすくってみると、かなりの泥が掴めます。屋内なので、落ち葉などが混ざっていないため、全身に塗るならここがベターです
帰りに泥を落とすシャワーはこの場所にあるので、シャワーを浴びてから一つ目のコロイド湯に戻り、最後に蛇口のところで上がり湯をかけるというシステムでしょう。

三つ目 露天の小泥湯(混浴)

いよいよ混浴、とはいえ、お湯に入るところまでは衝立があり、入ってしまえばあとは身体は泥の中。顔しか見えないので、開き直るしかありません。移動するなら首から上だけ泥から出して、足元は中腰でずぶずぶと。
まわりは見通しの良い庭になっていて、手入れをしているおじさんが2,3人います。泥の中には女性客が何人もいますが、おじさんたちは知らんぷり。わざとそうしているのか、もう慣れっこで興味もないのか・・・
とにかく、ここまでならノープロブレムです。

四つ目 露天の大泥湯(混浴)

そして、いよいよ最難関の大泥湯。せっかくここまで来たからには、最後のいちばんドロドロしたお湯まで入ってみたいですよね。
ところが、ここから先はなぜか、裸で庭を横切るしかない構造になっています
男湯の客だけでなく、庭仕事をしているおじさんたちの目の前も通らなくてはなりません!
こんなに観光客の多い有名なところなら、目隠しの通路を造っても良さそうなものですが、そうしないところがまた、ここの特徴なのでしょうか。入口の建物から浴場まで、あれだけ長い通路を通してあるのですから、この庭にあとちょっとだけ付け足しても、たいして費用増大にはならにように思えますが・・・ナゾです。私のような好奇心旺盛な人物のために、わざとスリルを味合わせてくれいるのかも!?

売店でバスタオルも売っていますが、私はラップタオル(小学生がプールで使うときのようなの)を持参して行きました。もちろん、使い古しですが、1枚あると便利です。


タオルを巻いて、小走りに泥湯に向かいます。ここで転倒したらたいへん( ゚Д゚)
入口は男女別になっていて、カーテンと衝立があり、見事カーテンをくぐってしまえばひと安心。カーテンの奥は、衝立の陰でタオルを取って泥湯に身体を沈めるだけのスペースです。タオルはそのへんに放置するしかなく、帰りは泥のついた身体のまま巻くので、硫黄の臭いが染み込むのは覚悟してください。
泥に浸かってしまえば、後は大丈夫。ここまでくると、達成感がありますよ~(^_-)-☆
ここが一番泥が濃く、屋外なので当然といえば当然ですが、すくってみると粘土の中に落ち葉がザクザク。でも、ネットのクチコミにあったような虫などは見当たらなかったので、一安心です。
この日は、衝立の向こう側に人の気配は感じませんでしたが、その先まで行くと三つ目の露天の小泥湯からは丸見えなので、陰に隠れてしばし泥の中で浮遊感を楽しみました。

こうして無事、最後の泥湯まで堪能し、二つ目のところに戻ってシャワーを浴び、一つ目のコロイド湯にもう一度浸かってから上がり湯をかけ、休憩室に戻りました。

休憩室に戻って牛乳を飲む

休憩室は、畳にテーブル。みなさん、思い思いにくつろいでおられます。私も隅っこの壁にもたれて、ぐったりしてしまいました。前日に入った砂湯が15分で少し短く感じたので、その物足りなさを埋め合わせようと、少しばかりゆっくり入りすぎたのかも知れません。
注意書きにも、「泥湯は成分が濃厚で浸透が早いので長湯は禁物です」「地獄に直接入っていることをお忘れにならないように」などと書いてあります。

少し陰になったところに3人ぐらい座れるコーナーがあり、鏡とドライヤーが置いてありました。ずっとシャワーキャップをかぶっていて、髪を洗うことはないので、汗を乾かす程度です。男女一緒の場所なので、そこで念入りにお化粧を直すというのは難しいかも知れません。とにかく、ここまで来るともう開き直りの極限で、お化粧なども、どうでも良くなってしまいます。

温泉天国の別府まで来て、泥湯に入って大満足。お肌もつるつるになったような気がします。温泉の効能うんぬんよりも、「ここまで来て、ここまで体験したぞ!」という、バンジージャンプをやり遂げた後のような達成感(?)の方が大きいかも。
定番の牛乳など飲んでしばし休憩し、バスの時刻に合わせて鉄輪に戻ります。

まとめ

明礬エリアでお目当てのプリンを食べたあと、泥湯で有名な別府温泉保養ランドに行きました。紺屋地獄バス停のすぐ目の前です。ここは混浴の泥湯で、4つのお風呂に入りました。

一つ目 屋内のコロイド湯(男女別)
二つ目 屋内の泥湯(男女別)
三つ目 露天の小泥湯(混浴)
四つ目 露天の大泥湯(混浴)

混浴でしたが、首から下は泥の中なので、女性客もみなさん開き直って入っています。ここまで来たら、温泉を楽しまなくては!
少し長湯をしすぎたので、ぐったりしてしまいましたが、牛乳を飲んで回復。まだまだ明るかったので、これからまた出かけます!!

別府旅行 全般の記事はこちら↓↓↓
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この記事を書いた人
りんりんばあば

千葉県在住の60代主婦。
仕事をしていた現役時代からお得な情報を集めるのが趣味でしたが、リタイアしてからその特技(?)を活かして、とことんお得に旅行を楽しんでいます。
お得情報をキャッチしたら、即予約!その後で念入りに情報収集。
フリープランの1人旅が多いですが、友人や家族、孫とも、これからどんどん旅に出る予定です。

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