札幌といえば、すぐにあのホワイトチョコレートをラングドシャにサンドした「白い恋人」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。その製造元ISHIYAが手掛ける白い恋人パークは、「しあわせとお菓子のテーマパーク」と呼ばれるのもうなづける、見た目にもスイートな空間です。ここに来ると、なぜチョコレートを食べるとしあわせになれるのか、という謎も解明できます。郊外にあるテーマパークですが、車でなくても、地下鉄と徒歩で行けます。地下鉄は「南北線」「東西線」というわかり易い名前なので、初めて行く人でも迷うことはなさそうです。
白い恋人パークへの行き方
今回の旅では、公共交通機関で札幌を巡っています。
札幌駅から白い恋人パークへは、地下鉄と徒歩で行けます。
→ <南北線 約2分> → 地下鉄大通駅
→ <東西線 約16分> → 地下鉄宮の沢駅
→ <徒歩 約7分> → 白い恋人パーク
今回私はここへ行く前に、大通公園を散策していたので、大通駅から地下鉄に乗りました。
そして、宮の沢駅で降りて、スーパーマーケットや生涯学習センターなどの建物の横を通り、大きな通りへ出ました。
テーマパークと聞くと、遊園地のような風景が見えるのを想像していたのですが、予想に反して、外観は遠くから見ると大きなビルのよう。
そっかー、CHOCOLATE FACTORY つまり工場なんですね。
でも、近づくに連れて、窓にも楽しげなディスプレイが繰り広げられていて、なんだか楽しくなって来ます。
白い恋人パークでアフタヌーンティーを食す
今回のお目当ては、白い恋人パークの中のレストランで提供されているアフタヌーンティーのセット。ISHIYAのスイーツを一気に味わえる、ISHIYA満喫セットです。ガイドブックで見たものの、どこで食べられるのか、いまひとつわかっていなかった私・・・
パークの門をくぐると、散策や買い物ができる無料エリアと、工場見学や体験ができる有料エリアとに分かれています。
有料エリアの営業時間と料金はこちら。(2023年5月現在)
有料エリア料金: 大人一般 800円 子ども 400円 3歳以下無料
門のすぐ右に、その満喫セットの写真が掲示されていたので、目の前にあったカレーレストラン・あんとるぽーに入ってみました。席についてメニューをもらい、めくってみたのですが、それらしきものがない・・・?
店員さんに「あの、満喫セットは・・・?」と聞いてみると、有料エリア内の別のレストランとのこと。
あちゃ~!!
恐る恐る、「あのぉ・・・お店変えても良いですか?」と聞いたところ、快く許してくださいました。
という訳で、有料エリアに向かうべく、チケットセンターでチケットを買うと、その日の朝できたての「白い恋人」がもらえました。製造年月日が入っているのでとても良い記念に。(でも、その日のうちにすっかり食べてしまいましたが。)
そして一目散に、教えてもらった有料エリア4階のチョコレートラウンジ・オックスフォードに行きました。無事、白い恋人パークでしか食べられないアフタヌーンティー、ISHIYA満喫セットを♪♪♪
目の前には、シンボルの時計塔。毎正時には、からくり人形が動きます。
セット内容は
美冬
白いロールケーキ
白いバウムT S U M U G I
白い恋人ソフトクリーム
+ソース、フルーツ
一般的なアフタヌーンティーだと、サンドイッチやスコーンなどもついていますが、こちらはスイーツオンリー。なので、私のような大の甘党でない人には少々甘すぎるかも知れません。
せっかくチケットを買って有料エリアに入ったので、お腹もこころもしあわせでいっぱいになったところで、他も楽しみましょう。白い恋人パークの楽しみ方をご紹介します。
知って楽しむチョコトピア
チョコトピアファクトリーで製造ラインを見学する
同じ建物の3階に、チョコトピアファクトリーがあり、白い恋人とバームクーヘンの製造ラインが見学できます。中では白いこびと(ネーミングが絶妙!)たちが一生懸命に働いていて、本日の製造個数の表示がどんどん上がって行きます。この時は14時ぐらいで、白い恋人4万個!
チョコトピアハウスでチョコレートの歴史を知る
その建物を出てから、向かい側にあるチョコトピアハウスへ。
なにやらステキな絵画がたくさん飾ってありますが、良く見るとカカオだらけ!!
その先の部屋に入ると、プロジェクションマッピングで、チョコレートの四大革命などの歴史を学ぶことができます。チョコレートを愛する博士が、チョコレートはなぜ人々をしあわせにするのか、解説してくれるのです。
見て楽しむ屋外エリア
ローズガーデンでバラを愛でる
続いて、外を散策。ちょうどバラの季節で、イギリス風の建物に良く合います。まるで海外。
冬はイルミネーションもあるそうで、冬にも来てみたいです。
少し奥の方まで行ってみると、ここにも楽しい建物がいっぱい。お菓子の国に来た~!
家族連れで来てみたいですね。小さいお子さんたちも喜んで遊んでいます。
ガリバータウンで遊ぶ
最初の入り口から、車の通る道路をはさんだ先にガリバータウン・ポッケがあります。
写真ではいまひとつ、大きさが不明ですが・・・
ミニサイズの家が並んでいます。ガリバーになった気分。中では本格的な(?)おままごとができるようです。保育園・幼稚園の遠足プランで貸切りもできるとか。こんなころに遠足に来たら、テンション上がりますね~♪
サッカー場もなぜかある
ガリバータウンの横には、なぜかサッカー場が。北海道のプロチームの練習場宮の沢白い恋人サッカー場だそうです。
私がこのパークに来て最初に、レストランを間違えて入ってしまった・・・という話を、後日職場で隣の席の人にしたところ、向かいの席の30代独身男性が「僕もまったく同じ体験をしました!」と。千葉に住む30代独身男性が、いつ誰となにゆえに白い恋人パークにアフタヌーンティーを食べに行ったのか???
聞いてみたところ、サッカーのイベントがあったから、とのことでした。
最後はもちろん、白い恋人パークのお土産を買う
お土産を買いに、チュダーハウスへ。中の階段や廊下もステキな造りになっています。
建物内のショップ・ピカデリーは、(例えが適切かどうかわかりませんが)ディズニーストアのような賑わいでした。
お菓子はもちろん、限定商品のキーホルダーやカップも欲しくなります♪
有名なお菓子は通販で買えるものもあるので、事前に味見をしたり、かさばるものは旅行に行く前に買っておくのも良いかもしれません。
・白い恋人
言わずと知れたお菓子。誰もが一度はお土産にもらったことがあるかと思います。
・白い恋人ホワイトチョコレートプリン
やはり、スイーツといえばプリンですよね。一般的な黄色いプリンも良いですが、白くてぷるぷるしているのがたまりません。
・白いロールケーキ
オリジナルのロールケーキ。ISHIYA満喫セットにも乗っていました。そのままでもおいしいですが、セットにはベリーのソースがかかっていて、甘酸っぱさにも合います。
そして、2023年4月に新発売!!
・白い恋人チョコレートタブレット
白い恋人のチョコレートだけを、さらにクリーミーに食べやすくしたもの。実は、昨今の卵不足でラングドシャの製造が減少してしまったため、以前から開発していたチョコレートを商品化したとのことです。これは食べてみたい!
まとめ
今回なぜ、白い恋人パークへ行くことにしたかというと・・・
札幌市内観光をしていたものの、この日は月曜日で、予定していた北海道大学植物園と札幌市資料館がともにお休み・・・(涙)
そこで、かわりに地下鉄に乗って、急きょ行ってみることにしました。
なので、下調べを全然していなくて、最初にレストランを間違えるという失態・・・
ところが、行ってみて良かったです!
広い敷地内は、見どころもたくさんあり、思った以上にとても楽しかったです。やはりチョコレートは人々をしあわせにするという、博士の言葉は本当でした。予定以上に時間を費やしてしまったので、この先のスケジュールがどうなることやら・・・
旅は続きます。
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