べっぷ地獄めぐりのセットになっている地獄は7つありますが、ここではそのうちの3つ、鬼石坊主地獄と鬼山地獄と白池地獄を紹介します。灰色の熱泥がボコボコと沸騰して、海坊主の頭のように見える鬼石坊主地獄。鬼がうたた寝をしたと言われる石の布団も見られます。そして、温泉熱を利用してワニが飼育されている鬼山地獄。なんと、約80頭ものワニがいます。最後は、こちらも温泉熱を利用して大型熱帯魚を飼育している白池地獄。美しい和風庭園の中にあります。地獄めぐりに来て、ワニや熱帯魚に出会えるとは思っていませんでした。こんなに色々な楽しみがあるとは。
海地獄の後は隣の鬼石坊主地獄へ
べっぷ地獄めぐりは、まずは坂の一番上にある海地獄から回り始めて、→鬼石坊主地獄→かまど地獄→鬼山地獄→白池地獄 と巡るのがスムーズです。地獄めぐりの共通観覧券(入場券)も、この順にセットされています。
セットになっている地獄は7つありますが、残りの2つ、血の池地獄と龍巻地獄は少し離れたところにあります。
べっぷ地獄めぐり2日目、朝イチで海地獄を堪能したあと、鬼石坊主地獄へ行きました。すぐ隣です。
灰色の泥が、ふつふつぼこぼこと沸騰しています。まさに海坊主の頭のよう。
そしてこちらは、「鬼の高鼾(おにのたかいびき)」と名付けられた場所。鬼たちが石の布団にくるまってうたた寝をするのだそうです。蒸気に包まれて岩盤浴?気持ち良さそうですね。
足湯もあります。
海地獄のすぐ隣ですが、こちらの方が空いているので、のんびりひと休みするにはちょうど良い場所でしょう。地獄蒸しのプリンやお饅頭も売られていて、この奥には温泉「鬼石の湯」があります。
かまど地獄を経由して鬼山地獄へ
鬼石坊主地獄から、じごくめぐり通りという坂を下ってかまど地獄へ。そこから鉄輪待合所へ向かっていでゆ坂を下ると、鬼山地獄があります。
ここは、温泉熱を利用してワニを飼育していて、別名「ワニ地獄」。地獄でワニに嚙まれたら恐いですよね~(+_+)
クロコダイル、アリゲーターなど、約80頭ものワニがいます。
地獄の向こうに見える建物に、ワニの資料が展示してあります。石の上に座っている赤鬼の前を通って進むと・・・
中では、ワニのはく製や骨格標本、成長過程の写真などが展示されていました。
卵から生まれるんですね。かわいい♪
そして、外に出て地獄をひとまわり。
このワニさん、口を大きく開けたままの状態で、微動だにしない。ね、寝てるてるの!?
土・日には、ワニの餌付けの様子も見られるそうです。見てみたいけど、恐そう!
地獄巡りの最後は白池地獄
この地獄は綺麗な青緑色。噴出時は透明ですが、池に落ちた時に温度と圧力の低下により変化するのだそうです。なんとも不思議な色です。
風情のある日本庭園をひとまわりできます。
敷地内には熱帯魚館がありました。
ピラニアも~。
落ち着いた日本庭園と、ピラニアの組み合わせがなんともフシギな光景です。
これで、べっぷ地獄めぐり7カ所、制覇です!
最後に、白池地獄のすぐ近くのお店で、大分名物だんご汁をいただきました。
だんご汁とは、小麦粉をこねてだんごのように丸め、それを帯状に引き伸ばして、その時々の野菜とともに作ったもの。味噌仕立てです。見た目は平べったいきしめんのようですが、コシが強く、歯ごたえがあってとても美味しいです。
まとめ
べっぷ地獄めぐりの最後の3カ所、鬼石坊主地獄と鬼山地獄と白池地獄を紹介しました。実態にまわったのは、海地獄→鬼石坊主地獄→かまど地獄→鬼山地獄→白池地獄の順です。
鬼石坊主地獄は、コンクリートのような灰色の泥が沸騰していて、ぼこぼこと沸き上がっていました。鬼山地獄ではワニ、白池地獄では熱帯魚と、思いがけず珍しい生き物も見ることもできて、べっぷ地獄めぐり各所の、お客さんを楽しませてくれる工夫の様子がうかがえます。とても楽しくて、そして自然の力を感じられる場所でした。ぜひ一度、訪ねてみることをおすすめします。
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