いよいよべっぷ地獄めぐりのスタートです。別府駅前のホテルを出てから、亀の井バスのろせんバスが乗り放題「MyべっぷFree」を使って、血の池地獄に向かいました。地獄めぐりのセットになっている地獄は7カ所あり、そのうちいちばん大きな海地獄を中心とする5カ所と、残りの2カ所とは、少し離れています。地獄めぐりに来た人の多くは、まずは海地獄を見てから他に行くことが多いようですが、私はこの日、少し離れた方の2カ所、血の池地獄と龍巻地獄を巡ってみることにしました。なぜなら、この日はバスのフリーパスを使ってできるだけいろいろな場所に行ってみようと思っていたためで、徒歩で半日巡れる海地獄周辺は翌日にまわすことにします。1泊目と2泊目はホテルが違うので、キャリーバッグを転がして来たのですが、大丈夫かしら。そして、血の池地獄と龍巻地獄はすぐ近くなのですが、どちらを先に見るのが良いのでしょう。
ようこそ「地獄」へ。セット入場券を買う
別府駅からバス30分で、血の池地獄に着きました。
ここで地獄めぐり7ヶ所のセット券を買います。セット券は7カ所どこでも買うことができ、2日間有効です。私のように、2日に分けて観光することもできるので、便利です。
・鬼石坊主地獄:灰色の熱泥がボコボコと沸騰して、海坊主の頭のよう
・かまど地獄:地獄の1丁目から6丁目まであり、まるでテーマパーク
・鬼山地獄:別名「ワニ地獄」。温泉熱を利用してワニが飼育されている
・白池地獄:時間とともに透明から青緑に変わって行く熱湯。大型熱帯魚を飼育
バスのフリーパスを提示して、200円引きになりました♪
各地獄1回
購入日とその翌日有効
チケットが7枚ついていて、コロナの関係か、自分で入る場所の半券をもぎって入り口にセットされた箱に入れるシステムになっています。入りたい地獄のチケットを探すのにちょっと手間取るかな・・・と思ったのですが、たまたま血の池地獄から入ったので、下の方にあるのを探すことになったのでした。最初に海地獄から巡ると、チケットの上から順番に、うまく巡る順にセットされているので、探す必要はないようです。
さて、血の池地獄と龍巻地獄はすぐ隣なのですが、どちらを先に回るかというと・・・
龍巻地獄は間欠泉で、一定の間隔で熱湯を吹き出すため、その時間を見計らって行く必要があります。そこで、まず龍巻地獄に行って、何分後に吹き出すかを聞いてから順番を決めるのが良いようです。
聞きに行ってみると、「今終わったところなので、次は30分後ぐらいですね」との答え。
ということで、その30分の間に血の池地獄をまわることにしました。
ちなみに、ホテルから引きずってきたキャリーバッグは、カウンターで預かってもらえました。
預かって、というより、カウンター横に放置されていただけですが・・・
他にもいくつか荷物が置いてあり、持ち歩く人も多いようで一安心。
まずは煮えたぎる血の池地獄へ
入口では赤鬼がお出迎えです。
テレビや雑誌で見ていた、あの赤く煮えたぎる池が本当にあるのでしょうか!?
門をくぐって、更に売店のある建物の中を通り抜けて、向こう側へ出ると・・・
いやぁ、本当に赤いです!こんなのは初めて見ました!!
広大な池の中で真っ赤な粘土が煮えたぎり、噴気まで赤色に染まる日本最古の天然地獄。豊後風土記には「赤湯泉」と記されているそうです。泉度78度。
こんなフォトスポットも。
池のまわりをぐるっと回れるようになっていて、上から全体を見渡すことができます。
ここまで来る途中のあずまやのような売店で、軟膏を売っていました。酸化マグネシウムなどを含む血の血の池地獄の熱泥で作る「血の池軟膏」は、皮膚病に良く効くということで、行列ができていました。ちょっと気になったので買おうかとも思ったのですが・・・
私の娘たちが小さいころ、アトピーに良く効く軟膏を香港で買ったことがあるのですが、とてもとても良く効くかわりに、強烈な匂いがして、それを思い出してしまい、ここでの購入はなしに・・・
たぶん血の池軟膏は、そんな匂いはしないと思うのですが。
皮膚炎でお悩みの方は、ぜひ試してみてください。
傍らには足湯もありました。
ぐるりと一周しているうちに、ちょうど30分ほど経ったので、隣の龍巻地獄へ。
龍巻地獄は熱湯が噴き出す間欠泉
そろそろ龍巻が吹き上がる時が近づいたので、隣の龍巻地獄へ行きました。
見物する場所は一カ所だけで、その向かい側に段々になったベンチがしつらえられていて、間欠泉の吹き上がる時間が近づくと、だんだんんとお客が増えて来ます。他の観光地にも間欠泉を見に行ったことはあるのですが、なかなか噴き出す瞬間を見るのは難しいです。が、ここ龍巻地獄は休止時間が短いことで知られていて、少し待てば確実に見ることができるのが嬉しいです。
そうこうしているうちに、シュッ、シュッ、という音がし出して、吹きあがりました! 泉度105度(噴気)。
噴出し続ける時間は5分ほど。最初はお行儀よくベンチに座って遠目から見ていた観光客も(もちろん私も)、最後は近寄って、噴気の前でポーズを取ったり、自由に見学することができました。
写真だと、滝のように上から落ちてくる風にも見えますが、下から吹き上がっています。本当です。
地獄2つを堪能して、そこからまたバスに乗り、鉄輪の中心部へ向かいました。
残り5つの地獄めぐりの拠点で、鉄輪待合所にはコインロッカーや広い休憩スペースもあります。そこでようやくキャリーバッグをコインロッカーに入れ、身軽になって再出発です♪
まとめ
いよいよべっぷ地獄めぐりに出発しました。
今回はJR別府駅付近から出発し、バスで地獄に向かいました。
地獄めぐりは7カ所セットになっていますが、いちばん大きな海地獄を中心とする5カ所から回る方法と、少し離れた残りの2カ所から回る方法があります。今回私は、少し離れた方の血の池地獄と龍巻地獄を巡ってみました。龍巻地獄は熱湯が一定の間隔で噴き出す間欠泉なので、まずは入口で噴き出す時間のタイミングを聞いてから、それに合わせて行くのがおススメです。
血の池地獄は本当に赤くてびっくりです!龍巻地獄の間欠泉もタイミング良く訪れることができました。そして2カ所とも、キャリーバッグは受付の横で預かってもらえました。貴重品さえ入っていなければ、大丈夫です。
このあと、まだまだバスに乗って、観光は続きます。
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